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「俺は石垣島には行かない」あの日から2年。

  • 8月22日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月24日

大阪から息子が来ています。

彼女と一緒に。


本当に2人とも「ええ子」で、

見ているだけでほっこりします。



遡れば約2年前。


石垣島へ移住することを伝えた時、

息子は中学2年生でした。


反抗期というか、

難しい年頃。


正直、そんなに勉強ができる方でもなかった息子。

まぁ、私もできないから、

そこは仕方ない。笑


でも私は、

この先、生きていく上で

勉強よりもっと大切な


「生き抜く力」


を身につけてほしいと思っていました。


だから、

大自然の中にある石垣島の高校へ行かせたかった。


今思えば、

それも私が先回りして

息子の人生のレールを決めていただけだったんだなぁって、今ならわかります。


でもあの時は、

本気で息子のことを考えていました。


そんな私に息子が言ったのは、


「俺は石垣島には行かない。

パパと住む」


ショックで頭が真っ白になったこと、

今も覚えています。


一緒に暮らすことが当たり前だと思っていた息子と、離れて暮らす。


移住してからも、


息子のために用意した部屋や、

行ってほしかった高校の前を通るたび、


悔しくて、

何度も泣きました。


でも離れて初めて、


依存していないと思っていた息子に、

どれだけ依存して、

執着していたのかにも気づきました。


34歳で、

2回の流産を経て授かった息子。


本当に可愛くて。


寂しい思いをさせないように。

嫌な思いをさせないように。


知らず知らず、

何でも先回りして、


「私がなんとかしてあげないと」


って思っていたんだと思います。


私はずっと、

子どもの人生まで

自分のものにしてたんだなぁって。


でも一つ、

良かったと思うことがあります。


息子が「行きたくない」と言っても、

私は移住したこと。


自分が選ばなかった人生を、

いつか息子のせいにせずに済んだ。


自分の人生は自分で決める。


たとえ、

息子と離れて暮らすことになっても。


そこは貫けたと思っています。

そして、

息子と離れて暮らして1年4ヶ月。


少し前、息子から、


「バイトして飛行機代貯めるから、

彼女と石垣島に行ってもいい?」


と連絡が来ました。


そして今。


まだ来て数日だけど、


「あの時の決断、

間違ってなかったんやなぁ」


と思う瞬間が何度もあります。


そら高校1年生やから、


「なんじゃそら🤣」


ってところもいっぱいあるけど。


「やっぱりお母さんのご飯、美味しい」


「靴下買ってくれてありがとう」


「一緒に海行こう」


「ドライブ行こう」


ちゃんと言葉にして伝えてくれる。


妹とも、

昔よりずっとよく話しています。


たった14日の帰省。


でも、

何気ない日常がキラキラしてる。


下見に来た時は、


「石垣島なんて何もないやん」


って心を閉ざしていた息子が、


今は、


「海がキレー」

「空が広い」

「雲が大きい」

「空気が気持ちいい」


って楽しんでる。

そんな姿を見ると嬉しくて、


同時に、


大阪で頑張ってるんやなぁって

少し切なくなります。


そして何より、


この石垣島が、


私たち家族の

心が戻る場所になってるんだなぁ。


そう思うと、


移住を決断してよかったって

心から思います。


「子どもを置いて移住するなんて」


と言われたこともありました。


息子からも、


「親のくせに、

子どもが嫌って言ってるのになんで行くん?」


と何度も言われました。


悲しかったし、

何度も揺れました。


それでも、

私は自分の決断を変えなかった。


今になって思います。


この大きな人生の選び直しで、


息子の人生を、

息子に返すことができた。


そして私も、


自分の人生を、

自分で選ぶことができた。


あの時は、

そんなこと全然わかってなかったけど。


離れて、

泣いて、

悩んで。


2年経った今だから、

そう思えるようになりました。


「息子の人生は、息子のもの。」


「私の人生は、私のもの。」


私は、

自分の人生を諦めなくてよかった。


心からそう思う、

息子の帰省です。



「このままでは終わりたくない」


その気持ちを大切に、


一つひとつ決断を重ね、

自分と向き合い、

手放してきた49歳からの私の人生。


わからないまま。


怖いまま。


それでも、


自分の本音を、なかったことにしないで生きてきてよかった。


そう思う、

今日この頃です。


50歳。

まだまだ、ここからです。

 
 

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