50歳の夏 「与那国旅日記」
- 5 日前
- 読了時間: 4分

驚くほど壮大な自然。
大好きな『Dr.コトー診療所』の景色。
50歳になって、まさか自分が
こんな場所に来られるなんて思ってもいなかった。
与那国島に入った瞬間から、
なぜかわからないけど、
「なんか、私の人生が報われていく」
そんな不思議な気持ちになりました。
たぶんそれは、
今の私になるまで、50年かかったから。
20歳の頃から、ずっと走ってきました。
「頑張ったら、いつか幸せになれる」
「もう少し頑張ったら、もっといい人生になる」
そう思ってた。
人の期待に応える。
求められたら、それ以上で返す。
頼まれたことには、
「はい」
「YES」
「喜んで」
当時の私は、
それが仮面だなんて思ってなかった。
そうやって成長して、
人から認められて、
キャリアを積んでいくものだと思ってた。
実際、それで得たものもたくさんある。
たくさんの人に出会って、
いろんな経験をして、
できなかったことができるようになった。
だから、あの頃の生き方が
間違っていたとは思っていない。
ただ50歳になった今、振り返ると、
いつの間にか
「求められる私」が増えすぎて、
「本当の私はどうしたい?」
それが、わからなくなっていました。
日々何かに追われ、休むことなく、
うまくいかなければ自分を責める。
「私がもっと頑張れば」
そして、また頑張る。
そうやって
がむしゃらに生きてきた49年でした。
そしてある日、
何もかも嫌になった。

あの日から、もうすぐ2年。
石垣島という自然豊かな島で、
毎日、自分と向き合ってきました。
「私は何がしたい?」
「私は、本当はどう生きたい?」
海を見ながら、何百回も自分に聞いた。
「私の30年って何だったんだろう」
「このままで終わるの?」
「次のステージって、どうしたら行けるんだろう」
答えが出ないまま、
涙を流す日もあった。
夜の静けさの中で、
孤独を感じた日も何度もあった。
それでも問い続けて、1年。
少しずつ、
自分の声が聞こえ始めました。
「もう、それはしたくない」
「それは私の問題じゃない」
最初は、その声を聞くのが怖かった。
それでも耳を傾けてみる。
立ち止まってみる。
断ってみる。
「これでよかったのかな」と
後悔しそうになる。
また自分を責めそうになる。
それでも、
自分の心の声を裏切らない。
その繰り返しでした。
怖いけど、進む。
怖いけど、止まる。
不安なままでも、
自分の声が囁く方を選んでみる。
その小さな積み重ねで、
ようやくここまで来ました。

そして与那国島。
壮大な自然の中で、
ただ過ごす2日間。
幸せを感じる。
50歳にもなって、
恥ずかしげもなく、はしゃぐ🤣

そんな2日間を過ごしていたら、
気づいたら、心の声が変わっていました。
「今の自分が好き」
「今がいい。このままでいい」
初めて聞いた、自分の声でした。
いつもの、
「もっと頑張ったら」
「私が変われば」
「いつかきっと」
「もう少し余裕ができたら」
じゃない。
今がいい。
今の私が好き。
そんな素敵な声になってました。
「あぁ、満たされるって
こういうことなんやなぁ」
って、何度も涙が出そうになりました。
派手じゃないけど、
ここから
本当の「エンジョイ50歳」が始まる。
人生後半は、
何かを足していくことじゃなかった。
今まで生き抜くために身につけてきた
考え方や癖に気づいて、
痛いけど、怖いけど、
ひとつずつ手放していく。
それは、これまでの自分を
否定することじゃない。
あの頃の私には、
必要だったものもたくさんある。
ただ、
「もう今の私には、いらないな」
そう思うものを、
ひとつずつ脱いでいく。
そのたびに、
少しずつ自分が軽くなる。
気持ちにおもりはないはずなのに、
なぜか軽くなる。
そんな体感を毎日感じる。

人生後半は、
足すんじゃなくて、脱いでいく。
何を手放したらいいかは、
自分の本音が教えてくれる。
その声を聞いて実行したら、
どんどん声が大きく、
確実に聞こえるようになる。
スピな話でもなんでもない。
私が実際にこの一年で体感したこと。
通った人にしかわからない、
豊かな生き方の入り口。
あなたにもその声が聞こえることを、
心から祈っています。
長い旅日記を
最後まで読んでくれて、ありがとうございます🌺