私のしたいことは、私のしたいことではなかった。
- 7月27日
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「ノリのしたいことって何?」
そう聞かれたら、私は何十年も、
「みんなで良くなること」
「みんなで輝くこと」
そう答えてきました。
そして何十年も、
本当に自分はそれを望んでいるのだと思っていました。
けど、石垣島に来て一年。
私は、驚くような現実に気づいたんです。
私の夢や、やりたいことや、思いは、
いい母親。
いい娘。
いい社長。
いい彼女。
いい友達。
としての、最高の答えだったんです。
誰も傷つけない。
誰から見ても素敵に聞こえる。
そんな答えを、
私は無意識に考えて選んでいた。

そのことに気づいた時、
自分でも驚きすぎて言葉が出ず、
2、3日フリーズしました。
弱い人には手を差し出す。
苦しい時も笑顔でいる。
うまくいかないのは、
自分の伝え方が悪いから。
誰かの分まで、自分が頑張ればいい。
人を見捨てるのは悪いこと。
親を悲しませるのは親不孝。
怒ることは器が小さい。
誰かを輝かせた分、自分も輝ける。
愛は尽くすもの。
そんな言葉を素直に受け止めながら、
私は自分を作り上げてきたんだと思います。
そして、そんな自分でいれば、
いつか私も幸せになれると思っていました。
だから私の夢は、
「みんなで幸せになること」
ずっと、そう言ってきました。
けど、苦しくなった。
これ以上頑張ることを、
心も身体も拒否するようになった。
そして50歳になって、ようやく気づきました。
私を苦しめてきたものは、
「みんなで」
という、自分自身の言葉だったんです。
もちろん、
誰かが幸せになることを願ってきた気持ちは嘘ではありません。
でも私は、
「みんなで」という言葉の中で、
いつも自分を最後にしていました。

だから、夢を書き換えました。
私は石垣島で、
好きな人と深く関わる仕事をしながら、
世界中を旅して、
仕事だけで終わらない、
自由で豊かな人生を生きる。
「みんなで良くなりたい」は、もう卒業する。
これからは、
誰にも削られず、
自分の人生を思いきり味わう。
これが、私の本当にしたいことです。
この気づきは、
自分でも驚きと衝撃でした。
でも今は、昔の自分に言ってあげたい。
「お疲れさま。
本当によく頑張ったね。
もう大丈夫だよ」
って。涙。
あなたが今、
自分のやりたいことだと思っているもの。
本当に、あなた自身の望みですか?
そこに、
誰かの期待は入っていませんか?
西本訓子